過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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◆EhtsT9zeko
[saga]
2013/09/14(土) 00:03:19.64 ID:xj1B6uGxo
私はママの腕を引っ張りながら、北の海の妖精を探す。絵本はすぐに見つかった。でも、1種類じゃなかった。
本棚には、おんなじ名前の本が、3種類、どれも違う絵柄で描かれた本だ。
「あった!でも、いろいろある…これは図書館にあるやつだ」
私はその中の一冊を手に取る。図書館にあるのに比べて、ピカピカでピンピンでとってもきれい。
「確か、アジアか北米のもっと北の方の地方民話だった気がしたけど…マイナーな話の割に、
いろいろと書いてる人がいるんだね。中を見てごらん、それぞれ、ちょっとずつお話が違うはずだから」
ママがそう言って、別の一冊を取って開いてくれる。
確かに、そこに書いてある文章は、図書館にあるこの本とはちょっと違う。
「気に入ったのを選ぶと良いよ!本はいくら持ってても良いものだからね。科学者が言うんだから、間違いないよ」
「じゃ、じゃぁ、例えば…これ、3冊とも欲しいって言ったら…?」
私は、ちょっとドキドキして聞いてみた。だってこれ、おんなじ話だけどちょっとずつ違って、絵も違うし、
図書館の方の妖精はかわいい感じだけど、ママが取ってくれた本の妖精は、妖精っていうより、女神さまみたいできれい。
もう一冊はちょっとおどろおどろしい絵で描いてる。三冊あったらすごい嬉しい…
「あー、良いよ良いよ!今日はもう、10冊でも20冊でも選んじゃって!そのために来たんだから!」
「やった!ありがとう!」
ママは、母さんみたいに豪快に笑ってそう言ってくれた。
私はもう、どうしようもなく嬉しくなって、そう叫んでママに抱き着いた。ママは私の頭をなでながら
「ふふ、分かった分かった。だからほら、それよりも、もっと絵本見よう!」
「うん!」
なんだかもう、頭がおかしくなりそうなくらいに嬉しくて、私は絵本を選ぶのなんかよりも、
ママに抱き着いたままはしゃぎまわってしまった。
あとから考えたらお店の中で大きな声を出してしまって恥ずかしかったけど…でも、それでも、いいかな!
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