55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/20(木) 20:00:25.44 ID:qnuFZ/Vl0
深く息を吸い込み、思い切り肺を膨らませる。
目の前には深い茶色のドア。薄明かりの中に仄かに浮かぶ木目に最低限の装飾を施したシックな扉。
三回、狭い間隔でドアを叩いた。
鼓動は際限なく早くなる。汗がどっと吹き出て頬を伝う。
ドアが開くまでの僅かな時間が悠久のようにさえ感じた。
かちゃりと静かにドアが開くと、頭一つ低い位置に巴の顔が見えた。
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