4:お団子 ◆bZ4I4TB4eY
2013/06/16(日) 10:37:45.80 ID:JU4jzfX90
「こういうところにはいってしまったらだめですよー」
こちら側にある手芸部やコンピューター研究部などの室内系部活は駄目らしい、
手を伸ばそうとしてプルプルと震えていらっしゃる。結婚を申し込みたい……。
「あっ、っとと、でも、この古典部は部員数が足りなくて困ってるみたいですよー」
ちょっとよろけているこの先生は本当に二十代なのだろうか?
ふむ、しかし古典部、というのに私の心は惹かれた、読書なら何とかなるかもしれない、
時計の方に眼をやると既に最初から二十分経っている。これは早急に決めなければならない。
「じゃあ、そこでいいですよ、俺、読書は好きですし。」
そういうと、先生の顔に笑顔がお零れになる、やばい、愛らしすぎる、家に持ち帰って妹にしたい。
まあ年齢的には俺の方が弟となること間違いなしなのだが。
こうして、私はあの魔の巣窟、
実はあれは古典部とこちらの世界では読むだけで、あちらの異次元だと地獄と読むのだと説明されたら、
なんだか納得してしまいそうなほどの
(流石にそれは言い過ぎというものかもしれないが、この時の僕にはそうとしか思えなかった)
古典部に入部することになったのだ。
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