過去ログ - 岡部「離合集散のアンフィビアン」
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7: ◆gzM5cp9IaQ[saga sage]
2013/06/16(日) 17:12:46.29 ID:AS9AYY6f0
男性「……友だちかなんかだろう」
いきなり男の人の声がしてビクっとなる。
狭い部屋の中の扉の近くに男の人が立っていた。
8: ◆gzM5cp9IaQ[saga sage]
2013/06/16(日) 17:14:40.83 ID:AS9AYY6f0
義叔父「そのせいで義兄さんたちの葬儀もいつになるか──」
そう……ぎ……?
叔母「ちょっとあなた!」
9: ◆gzM5cp9IaQ[saga sage]
2013/06/16(日) 17:16:17.12 ID:AS9AYY6f0
無事に退院して数年が過ぎた。
町は徐々に復興し始めていたが、2000年クラッシュは俺たちの生活を大きく変えた。
10: ◆gzM5cp9IaQ[saga sage]
2013/06/16(日) 17:17:26.71 ID:AS9AYY6f0
カリカリとペンの走る音だけが聞こえる。
テスト中の静かな時間は良い。
11: ◆gzM5cp9IaQ[saga sage]
2013/06/16(日) 17:18:50.53 ID:AS9AYY6f0
少年A「あ、俺トイレ」
倫太郎「分かった」
12: ◆gzM5cp9IaQ[saga sage]
2013/06/16(日) 17:20:12.39 ID:AS9AYY6f0
その夜、両親の死後世話になっている叔母夫婦の家で夕食を取っていた。
叔母夫婦、そしてその一人息子。
13: ◆gzM5cp9IaQ[saga sage]
2013/06/16(日) 17:21:13.73 ID:AS9AYY6f0
倫太郎「くだらない……ただの厨二病じゃないか」
青年「は?」
14: ◆gzM5cp9IaQ[saga sage]
2013/06/16(日) 17:22:20.31 ID:AS9AYY6f0
数時間後。
食事を終えた俺はすぐに、眠ってしまおうと布団に潜り込んだのだが……。
15: ◆gzM5cp9IaQ[saga sage]
2013/06/16(日) 17:23:06.40 ID:AS9AYY6f0
眠れない。
喉の渇きを潤すため体を起こし、暗闇の中を歩く。
ふとリビングから光が漏れているのに気づいたが、すぐに通り過ぎ、台所を向かおうとしたその時──
16: ◆gzM5cp9IaQ[saga sage]
2013/06/16(日) 17:24:29.54 ID:AS9AYY6f0
翌日、俺は学校には行かず、記憶の奥底に眠る町へと赴いていた。
俺の目の前には、萌えの町である秋葉原には似ても似つかない古臭いビル。
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