過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」
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802: ◆kaGYBvZifE[sage saga]
2013/06/22(土) 16:00:22.38 ID:jNweyzB/0
アスファルトの大地が大きな亀裂を走らせ、高層ビルをツタとコケが覆っている。

廃墟さながらの様相を呈する街に住み着いた虫や獣達が、自らの縄張りを主張しながら
気ままに、そして必死に日々を生きている。

以下略



803: ◆kaGYBvZifE[sage saga]
2013/06/22(土) 16:01:01.04 ID:jNweyzB/0
少女は露出したエンジンを一瞥すると、いかにも期待外れだと言いたげな表情を作ってみせた。
特殊偏光グラスの眼鏡越しに見ても、彼女の期待する技術水準には達していなかったからだ。

「う〜ん……やっぱり地上人の技術はなー。どうもイマイチ時代遅れ感があるんよね」

以下略



804: ◆kaGYBvZifE[sage saga]
2013/06/22(土) 16:01:42.63 ID:jNweyzB/0
かつて地上人との戦争に敗れて地底へ逃れた者達の末裔が住まう場所。
それがアンダーワールドである。

アンダーワールドでは地上人の忘れ去った高度なテクノロジーを保全し、来るべき逆襲の日に備えてきた。
いずれは地上に攻め入り、光溢れる地上を取り戻すために。
以下略



805: ◆kaGYBvZifE[sage saga]
2013/06/22(土) 16:02:55.47 ID:jNweyzB/0
地上で戦いが起きている。
つまり、この混乱に乗じて異邦人のテクノロジーを手に入れることができる!

地上に送り込まれているスパイの暗躍によって、地上のテクノロジーはアンダーワールドのそれから
500年は遅れていることが既にわかっている。
以下略



806: ◆kaGYBvZifE[sage saga]
2013/06/22(土) 16:03:26.52 ID:jNweyzB/0
「亜子ちゃーん!! 言われたのを拾ってきたよーっ!!」

出し抜けに轟いた大音声に、電線にとまっていた鳥達が驚いて一斉に飛び立った。
音源は十数メートル離れた先だが、こんなバカみたいな大声を張り上げる地上人を亜子は他に知らない。

以下略



807: ◆kaGYBvZifE[sage saga]
2013/06/22(土) 16:04:18.69 ID:jNweyzB/0
この街で茜と偶然出会った亜子は、口から出まかせを駆使して茜に手伝いをさせていた。

自分は異世界人で、地上世界に持ちこまれた妖精の秘宝を探している。
その秘宝があれば、地上を脅かす侵略者を撃退して平和を守ることができる。
秘宝はヒーローや侵略者の誰かが持っているかもしれないので、秘宝を探し出すために
以下略



808: ◆kaGYBvZifE[sage saga]
2013/06/22(土) 16:04:52.59 ID:jNweyzB/0
特に今回はいいものを拾って来てくれた。
このプラズマブラスター一式をどこかの軍隊や研究所に売れば、安く見積もっても
屋敷が買えるくらいの金にはなるに違いない。

(その上、これまでに集めたガラクタを修理して、キチンとした売り物にできれば……
以下略



809: ◆kaGYBvZifE[sage saga]
2013/06/22(土) 16:11:50.72 ID:jNweyzB/0
土屋亜子
15歳
職業:スカベンジャー
地底世界アンダーワールド出身。一攫千金を夢見て地上へやってきた。
戦闘はからっきしだが、機械の修理、交渉、潜入などにかけては高い能力を備える。
以下略



810: ◆kaGYBvZifE[sage saga]
2013/06/22(土) 16:13:32.45 ID:jNweyzB/0
正義とか悪とかではなく、自身の生活や欲望のために動く連中もいるということで。

騒ぎに巻き込まれる中立者にしたり、正義と悪双方に物を売る死の商人にするなりご自由にどうぞ。


811:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/22(土) 16:15:16.89 ID:9Cv04Os00
乙でしたー
いいねー亜子ちゃん、「土屋」という苗字が地下世界出身だからしっくりくるww
そして茜ちゃんはピュアだな…


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