過去ログ - ユミル「実はベルトルトなんだ」
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92:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/21(金) 14:24:57.69 ID:5tVhYlnK0
地面に寝ころび、上を見上げ大きく息を吸う。
体の隅々に酸素と共に意識が行き渡る。
それでも視界は滲んでいた。

鬱蒼とした緑の下を訓練兵が次々と駆け抜けてゆく。
以下略



93:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/21(金) 14:25:32.70 ID:5tVhYlnK0
夜 食堂

ベルトルト「クリスタ、あまり気にしない方が良いよ」

クリスタ「うん……。ありがとねベルトルト」
以下略



94:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/21(金) 14:26:06.98 ID:5tVhYlnK0
サシャ「もう無茶なスピードで立体機動を使っちゃ駄目ですよ」

クリスタ「分かった」

サシャ「ユミルもです! 何で今日はあんな無茶な動きしたんですか!」
以下略



95:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/21(金) 14:26:34.86 ID:5tVhYlnK0
サシャ「もう無茶なスピードで立体機動を使っちゃ駄目ですよ」

クリスタ「分かった」

サシャ「ユミルもです! 何で今日はあんな無茶な動きしたんですか!」
以下略



96:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/21(金) 14:27:43.63 ID:5tVhYlnK0
むしゃくしゃしている時、思ってもない事が口を突く。
私の場合、運の悪い事に無用に人を傷つけるものである場合が多い。
視界の端でクリスタが申し訳なさそうに下を向くのが見えた後、視界が乱れる。
自責の念からワンテンポ遅れて左ほほに痛みが走った。

以下略



97:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/21(金) 14:28:47.11 ID:5tVhYlnK0
サシャ「ユミル! お前!!! ほんま見損なったで!」

ユミル「うるせぇ! ほんとにぶっ飛ばすぞ!」

クリスタ「やめてよ二人とも」
以下略



98:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/21(金) 14:29:19.11 ID:5tVhYlnK0
ユミル「お前らなんて……」

口を衝くのは誰でもなくて誰にでも向けた無責任な批難の言葉。

面倒な物を全部棚上げして放り投げて、自分は小さく丸まって全部終わりにしてしまう言葉。
以下略



99:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/21(金) 14:30:08.40 ID:5tVhYlnK0
ベルトルト「謝れ」

再び右ほほに痛みが走る。
サシャの時のような鈍い痛みでは無く鋭く尖った痛み。

以下略



100:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/21(金) 14:31:20.01 ID:5tVhYlnK0
サシャ「ちょ、ベルトルト、やりすぎです!」

クリスタ「そうだよ! ユミルが可哀想だよ!」

ミーナ「ちょっとベルトルト! 女子の顔にビンタしすぎじゃない!!」
以下略



101:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/21(金) 14:32:13.98 ID:5tVhYlnK0
ユミル「ごめんな……クリスタ、サシャ」

緊張のせいか思いのほか低い声が出た。
周囲の者には私が深く反省している様に見えたのではないか、などと馬鹿らしいことを考えていたが、心は先程とは比べ物にならない程軽やかに動作していた。
言いたいことを言うだけでこんなにも違うものなのかと感心さえした。
以下略



102:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/21(金) 14:33:04.72 ID:5tVhYlnK0
キース「騒がしいぞ貴様ら!!!!!」

間も悪くようやく教官のお出ましだ。

キース「この騒ぎは一体なんだ!!!」
以下略



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