過去ログ - 【ガルパン】みほ「僕の名は西住小次郎。」
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127: ◆MBDL96yQmCZm[saga]
2013/12/15(日) 23:52:18.08 ID:o/oh5yzH0



「そう言えば・・・自己紹介が・・・・まだだったな。 私は冷泉麻子だ。・・・・・よろしく。」

彼女はまだ眠そうにしながらも、途切れ途切れに名乗った。
それを聞いて、みほもすぐに名乗りを返そうとする。


その時だった。


「あっ!!!」

突如、みほの肩に掛かる荷重が増大した。そのまま、麻子の体がずり落ちそうになる。
何事かと思って、麻子の方に目をやった。

「冷泉さん!?」

「 Z Z Z Z z z z z・・・・ 。」

よく見ると、彼女の瞼が落ちていた。
みほにもたれかかったまま目を閉じ、寝息を立てている。
どうやら完全に寝てしまったようだ。

「麻子さん、起きてください。」

「んぅ、ムニャ・・・・Z Z Z z z。」

声をかけるが、目を覚ます気配が全く無い。

仕方なく、そのまま行こうとするが、ほぼ全体重で寄り掛かられたため、麻子の体がずり落ちてしまわないようにするのが精一杯だった。
これでは中々上手く前に進めない。

「このままでは遅刻する。」

焦る、みほ。
この体勢のままでは、速く動けない。


「仕方ない。」

そこで、みほは体勢を変えることにした。
麻子の背中に腕を回す。

「よいしょ。」

そのまま両腕で麻子の体を抱きかかえて、持ち上げた。

「よし。これで動きやすくなった。」

体勢を変える事によって大分動きやすくなったみほは、そのまま麻子を抱えて、学校に向う。


こうして麻子は眠ったまま、みほの腕に抱えられ、学校まで運ばれることになった。


(ん・・・・何だろう? ・・・とても暖かい。・・・心が落ちつく。)

その時、麻子はみほの腕の中で心地良い温もりを感じていた。
まるで、ゆりかごの中にいるかのような、そんな快い感覚をぼんやりと感じる。

その心地良さは、麻子を更に深い眠りへ誘うのであった。



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