過去ログ - 異世界で勇者になった俺の物語
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106:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/08(月) 22:40:41.73 ID:UQ1xXQdq0
姉「でも、何物かに盗まれた」

姉「私はすぐに誰が盗んだか探したわ」

姉「情報は二つあった、先代国王が誰かに盗ませ、持ってこさせたのとゴーレムの体内に埋め込んだ」

魔騎「それで俺達にゴーレムを倒させたのか?」

姉「うん・・・本当にごめんなさい」

魔騎「憲兵にでも任せればよかったんじゃないか?ゴーレムは一応魔族、とされている」

姉「私は・・・この国に嫌われてるから・・・」

魔騎「どういう事だ?」

姉「・・・ごめんなさい、今は話せない・・・」

魔騎「・・・そうか」

姉「私は国に頼れなかった、人に・・・嫌われているの、だからこの家も少し街から外れたところにあるんだ...」

姉「私は・・・君達を利用したの...最初に二人が倒れてたとき、格好からして冒険者だと思った」

姉「男が勇者だと知って、ああ、神様が私に味方してくれているな・・・って思った」

姉「私は最低な子だよ...お金なんてただの口実に過ぎなむ・・・」スッ


男は姉の口を塞ぐ

男「もういい、そんなに自分を蔑むな」

男「姉ちゃんは、俺達が冒険者じゃなかったら助けなかったのか?」

姉「それは・・・ちが」

男「ちがうだろ?良い子だよ、姉ちゃんは」

男「俺に任せろ、魔法石だか魔法岩だか知らねぇけど持って来てやる」

男「姉ちゃんはそいつをどうする気なんだ?」

姉「あのまま・・・ゴーレムが待ち続けても、お母さんは来ない・・・」

姉「だから、せめてお墓に供えてあげようって・・・」

姉「お母さんが死んだとき、妹と一緒に、綺麗な宝石を入れてあげようって話した、約束したの」

魔騎「一度、ゴーレムに石を返したのは大岩とかに囲まれてどうしようもなかったからだろ?」

魔騎「あそこはゴーレムが暴れてかなり破損されていたからな」

魔騎「ほら、ガイドブックには大岩ばかりが写ってやがる・・・っち、この本古いやつだな」

男「っへ、やっぱり良い子じゃん!」

男「借りた恩は必ず返す!」

男「なんなら、勇者の名前にかけてもいいぜ」

姉「男・・・」グス

魔騎「っふ、じゃあ、俺は情報収集でもしてくるかな」

男「はは、あーあ、腹が減ったな」








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