過去ログ - 風俗ではたらく勇者さま!
1- 20
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/23(日) 06:07:54.14 ID:Skjo5kRHo

 ………

 エミリアの仲間の一人である宮廷法術士エメラダ・エトゥーヴァは
旅の最中で、冗談めかしくだがこんな事を言っていた。

「魔翌力というのはー、人々の恐怖や畏怖の力で強まるんですよー。
 ほらー、例えば戦争初期は魔族軍の強さは異常でしたよねー?
 それは単純にー、魔族の力を恐れた人間達がー、結果的に魔族に
 力を与えてしまっていた。そーゆー事なんですー」

 それは単なるウンチク披露の1つだったのだが、
その話を聞いた屈強な男、アルバート・エンデは、エメラダに対してこんな質問をする。

「なるほどなぁ。じゃあ逆に聖法気ってのはどうすれば強まるんだ?」

「魔翌力と聖法気はー、まさに対になっている元素なんですよー。
 魔翌力は負の感情が働いて強まりますが、聖法気は正の感情で強まりますー。
 希望とか、渇望とか、いわゆる求心力ですねー。
 このエンテ・イスラは聖法気が元々大気多くに混じっていて、
 あまり気にしないでも、聖法気は回復しますけどー、
 今後魔族の領域に近づくに連れて、単純に聖法気が減って行く事になりますからー
 そのうち、聖法気をちゃんと回復する手段を考えなきゃいけませんねー」

「つまりな、こうゆう事なんだよエミリア」

 エメラダの説明に、大神官オルバ・メイヤーが補足しようと口を開いた。

「こうしてお前を勇者として祭り上げて大々的に宣伝している理由に繋がるのだ。
 勇者の存在が、民衆の希望の源になるのだ。民衆がお前の勝利を望めば望む程
 お前の力が増して行く。そう言われるとなんとなく覚えはあるだろう?」

「確かにその通りだわ。どんなに辛い道乗りだった時でも、街に辿り着ければ回復が早いのよ」

 エミリアは心底納得する。進化聖剣「片翼」が扱えるからと勇者と持ち上げられ
内心辟易とした事もあった。だがそれは確かに必要な事だったのだ。

「そうですねー。街の方々はみんなエミリアを応援してますからー
 エミリアは一番その影響を受けると思いますよー」

「ふうん…」

 相槌を打ちつつ、自らの責任を改めて再確認し、思案顔になるエミリア。
 一方、エメラダは何か悪戯を思いついたように顔をニヤリとさせる。

「ちなみにー、私達女性ならば、簡単に聖法気を回復する手段がありますよー。
 しかもー、効果はー、非常に抜群ですー!」

「え?エメ、何よ女限定って?どうすれば良いの?」

「はいー。男の人とエッチな事をすればいいんですー!」

「は、はあ!?」

「おおう、その手があったか!」

 エメラダの爆弾発言だった。みるみる内にエミリアの顔が赤くなる。
 対象的にアルバートは平手に握り拳をポンと叩き、大いに納得する。

「しかもーエミリアは可愛いですからー。男性に激しく求められる内にー
 みるみる内に聖法気が回ふ…、」

「ちょっとエメ!!いいいい、いい、いい加減にしなさいよ!!!」

「はっはっは!エミリア、聖法気のご用達の際を是非俺に声を掛けてくれ!」

「うるっさい!この変態!!!!」


 ………


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
53Res/23.61 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice