過去ログ - 「――――心に、じゃないのかな?」4<br>
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42: ◆v2TDmACLlM[sage saga]
2013/06/30(日) 22:06:22.32 ID:KmGcuWTi0




浜面にとって木山春生の実力は未だ知る所ではないが、
この女はこれほどの大口を叩きながらついさっき目の前で木原数多に敗れている。

搦め手を使われ、先手を許し、守るべき者さえ奪われた。
浜面にとってそんな奴にすべてを託してココで待つという選択が出来る訳が無いのだ。

浜面「後に引けねえのはアンタだけじゃない。俺には絶対に救わなきゃいけない奴がいる。待ってる奴がいる。
   木原数多なんて通過点に過ぎねえんだ。ここでもし1%の確率でもアンタに失敗されたら、全部が間に合わなくなっちまうんだよ」

木山「…………」

浜面「能力者なんざ、オカルトや科学の力で簡単に無力化できるんだ。
   魔術って言葉を知らなくても、キャパシティダウンって言葉くらいアンタだって知ってるだろ」

木山「そんなものまで、知っているのかい」

浜面「俺は想定外の事態が起こった時の保険だと思えばいい。本当に5分で終わらせられるってんなら、
   俺みたいな無能力者なんざいないと思って好きに暴れればいい。だから――」

浜面「頼む」






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