84: ◆.g97gKoujg[saga]
2013/07/21(日) 23:51:56.13 ID:mUvYFLfw0
「まあ、いずれ奴等とは決着を着けてやるさ。『灰は灰に、塵は……』」
『こちら仲町○六のイガワ。みどり町森林公園での発砲事件について……』
キリコの話を遮るようにスピーカーから盗聴していた警察無線が入った。
『現場には多数の散弾銃と思われる空実包と多量の血痕を発見。付近に負傷者、不審者は見当たりません。本部に応援を……』
無線を聞いたキリコが押し黙る。そんなキリコの様子を見た恭兵が当然の疑問を口にした。
「なんであのガキが見つからないんだ?」
「……生きてたちがうか?」
事情をよく知らないアムリタは、射たれた少年は軽症で生きていると思ったようだ。
「それか、死んだけど歩き出して現場を去ったか……」
キリコの言葉に恭兵とアムリタは息を飲んだ。
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