過去ログ - 咏「健夜さん、一度だけでいいから私と――」
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202: ◆MvGQ5kLX6U[saga sage]
2015/03/16(月) 00:02:11.92 ID:+9xi2U5w0


 自室のテレビで観戦していた健夜も、三尋木咏の敗北が脳裏をよぎった。
 彼女からしても咏の打牌は悪手としか思えなかったのだ。
 だが、とある可能性に気がつく。
以下略



203: ◆MvGQ5kLX6U[saga sage]
2015/03/16(月) 01:00:20.00 ID:+9xi2U5w0

 三尋木咏の打牌を目の当たりにし、最も驚いているのは同卓している面々だった。
 日本のエースと呼ばれる彼女の実力を知っているからこそ、信じがたい打ち筋。
 だが――否、だからこそ。
 当然ではあるが、対局している彼女達には、他の観戦者と違って三尋木咏の手牌は見えない。
以下略



204: ◆MvGQ5kLX6U[saga sage]
2015/03/16(月) 01:02:03.97 ID:+9xi2U5w0


 手牌が見えない中、それでも相手の手が張ったと察する手がかりはいくつかある。
 それは捨て牌の流れだったり、相手から感じられる気配だったり、根拠があるものもあれば、根拠のないオカルトと呼ばれる類のものだったりもする。
 相手のリーチに対しても引かずに押していく、なんていうのはその中でも最たるものだろう。
以下略



205: ◆MvGQ5kLX6U[saga sage]
2015/03/16(月) 01:27:38.83 ID:+9xi2U5w0


 あるいはそれは、三尋木咏の一手以上に視聴者を混乱させたかもしれない。
 彼らには三尋木咏の手牌が見えていたから。
 彼らは三尋木咏と対峙していたわけではないから。
以下略



206: ◆MvGQ5kLX6U[saga sage]
2015/03/16(月) 01:28:49.03 ID:+9xi2U5w0


 次局。今まで引きに全く恵まれなかった三尋木咏の手牌が回り出す。
 それは彼女の打ち筋に、牌がようやく追いついたといえるかもしれない。
 試合の流れが変わったのは誰の目にも明らかだった。
以下略



207:名無しNIPPER[saga sage]
2015/03/16(月) 01:34:31.04 ID:+9xi2U5w0

更新が遅く、もうしわけありません。
だらだらと続けていたオリキャラ()との対局を漸く決着させることができました。

麻雀はろくにできないので詳しい描写をせずに、それでいて闘牌的なことはさせてみようと目論んだ結果、
以下略



208:名無しNIPPER[sage]
2015/03/16(月) 03:42:30.05 ID:gcY++kRZo
乙です


209:名無しNIPPER[sage]
2015/04/14(火) 23:44:44.08 ID:4dp+9el2O



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