過去ログ - 絹旗「私が探し続けたものは――」
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54: ◆1yXtrQq8OHOj[saga]
2013/08/28(水) 13:33:01.93 ID:tSHDNvvto

「……ぁえ?第一位……って、一方通行?」

その豹変ぶりに、御坂も呆気にとられる。

「そうそう、あぁ、私彼らの仲間なのよ。
というか、一方通行のご主人様?
だから、そんな怖い顔で睨まなくていいのよー」

「だ、だったらはじめから!」

「御坂さんばかねー、そんなに簡単に信用したらダメでしょ?」

言いながら、芳川は携帯を投げ渡した。

「信用なんてしてないわよ!あーもうっ!あんた意味わからん!」

携帯を受け取ると、それは通話中になっていた。

「もしもし!」

『おおう……なンだよ……電話してきて切れるなよォ……。
てか、誰ですか?芳川……じゃあ、ねェよな?』

電話口から聞こえてきたのは一方通行の声だった。

「あんた、一方通行?」

『あ、あァ……御坂美琴、か?』

「そうよ。……一方通行本人だと証明できる?」

『あァ?いきなりなンなンだよ……。
ンー……無理だな。今どこにいる?かわりにそこまで三分以内に行ってやらァ』

「……この携帯の持ち主と一緒にいるわ」

『……あー、悪いな。そいつは馬鹿なンだ』

御坂達がいる研究所の場所を伝えると、一方通行は本当に三分以内にやってきた。

「……芳川さんだっけ?
あんた、何が目的だったの?」

疲れきった顔で聞く御坂に、

「子どもをからかうのが大人の仕事なのよ」

心の底からの笑顔で芳川は答えた。


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