31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/27(木) 23:03:21.47 ID:AOCAKmpU0
 八幡(未来、とかは……。ベタだろう。未来に希望を持つ、と言うフレーズ自体嫌いだし) 
  
 八幡(なんで一秒先すら未来と見てやれないんだ。なんでたどり着けないほど遠い時間を理想郷だと思っていられるんだ) 
  
 八幡(俺は失敗したときの傷が深くなるような希望を平然と持って入れる人間じゃない) 
32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/27(木) 23:04:52.69 ID:AOCAKmpU0
 雪ノ下「あら…………比企谷君、だったかしら。遅かったわね」 
  
 由比々浜「そうだよヒッキー! なにしてたのー?」 
  
 八幡「いや別に、気のせいだろ…………お前らその手に持ってるのは何だ」 
33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/27(木) 23:06:13.51 ID:AOCAKmpU0
 雪ノ下「それで、これからどうしようかしら」 
  
 八幡「別に普通に帰宅でいいんじゃないか? 特にやることなんて無いだろ」 
  
 由比々浜「それじゃあつまんないよ! せっかくのがんじ……、ガンジー? なんだから」 
34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/27(木) 23:08:21.49 ID:AOCAKmpU0
 雪ノ下「さて、この流れは遊びにでも誘われたのかしら」 
  
 八幡「そうらしいな、休みべき正月にあえて動くリア充ぱねえ」 
  
 雪ノ下「こうなったらお開きにしてしまったほうが良さそうね」 
35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/27(木) 23:10:46.64 ID:AOCAKmpU0
 八幡(入学式の、そして文化祭のことを言っているのだろう) 
  
 八幡(成長と取れるかは分からない、しかし変化とは取れるそれを) 
  
 八幡(どれをわざわざ俺に告げると言うのは、雪ノ下なりの去年のまとめだったのかもしれない。まあ雑談にとってつけたような、意味の無いものかもしれないけれど) 
36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/27(木) 23:12:42.51 ID:AOCAKmpU0
 雪ノ下「そういうことにしておきましょうか」 
  
 八幡(含みのある言い方、それについて言及することなく由比々浜のほうを見る。話が落ち着いたのか携帯を閉まってこちらに向かってくる) 
  
 由比々浜「えっとね……、由美子たちに誘われちゃって。でも断っておいたんだけど…………」 
37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/27(木) 23:13:39.06 ID:AOCAKmpU0
 由比々浜「じゃあゆきのん! ついでにヒッキーばいばーい!」 
  
 八幡(そう、引っかかる部分を秘めた言葉を置いて由比々浜は一人去っていった) 
  
 八幡(雪ノ下が少し寂しそうな顔をしていたのに驚いたのは関係の無い話だろう) 
38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/27(木) 23:15:03.55 ID:AOCAKmpU0
 八幡(そう思っていた、少なくともこの時までは) 
  
 八幡(覆ったのは雪ノ下が振り返ったときだった) 
  
 雪ノ下「そういえば言い忘れていたわね――」 
39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/27(木) 23:17:58.62 ID:AOCAKmpU0
 八幡(そして俺は家に帰りにくいので適当にぶらぶらしている所存である) 
  
 八幡(特に話す相手がいなく、することもないので考え事が頭を覆う) 
  
 八幡(なぜわざわざ今日、俺を誘ったのか。雪ノ下とあの会話。祈りの内容) 
40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/27(木) 23:18:53.16 ID:AOCAKmpU0
 八幡(そういえば自分の部屋に紙切れが置いてあった) 
  
 八幡(手にとって確かめてみたら) 
  
 八幡(由比々浜と雪ノ下、戸塚やら先生からの年賀状だったとさ。ちゃんちゃん) 
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