過去ログ - 恵美「もしも魔王の正体に気づかなかったら」2巻
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18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/28(金) 21:37:21.59 ID:tARKFY50o
真奥「……恵美、これ本当にもらっていいか?」

恵美「え?」

意外な言葉だった。
聖法気入りのドリンクなど、悪魔にとって毒のようなものだろうに。
ホーリービタンβは午前と午後に一瓶ずつ服用するもので、午前の分は既に飲んでいる。
これは午後に飲むためのものだったが、別に家に帰ってから飲めばいい。
だから渡すこと自体は構わないのだが……

恵美「いいけど、それ、使い道あるの?」

真奥「まあ、いざっていうときのためにな」

それだけ言って彼は小瓶を冷蔵庫に入れた。
まあ、彼のことだ。何かしら考えがあるのだろう。
基本的に多くを語ってはくれない彼には、深い追求はしないことにしていた。

ふと気づく。
正座のまま、厳しい表情で鈴乃がこちらを見ている。

恵美「な、何……?」

鈴乃「恵美殿は……もしや貞夫殿と親密なお付き合いをされているのか」

恵美「はぁぁぁぁっ!?」

思わず大声を上げてしまった。
部屋の全員がこちらを振り向く。

恵美「な、な、何を言い出すのよ!?」

鈴乃「いや、二人の会話を聞いていると気の置けないやりとりというか……遠慮の無い間柄だと見受けられるので」


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