15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/30(日) 20:45:45.88 ID:i3cSdfAxo
 律子「その代わりっていう訳ではないですけど、ちょっと昔話を」 
  
 P「あぁ、聴こう」 
  
 律子「私がプロデューサーになったばかりの頃は、こうやって仕事終わった後、小鳥さんとおしゃべりしてたんですよ」 
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/30(日) 20:46:17.10 ID:i3cSdfAxo
 P「これ言うと気分悪くさせるかもしれないけど、律子はその辺上手にやってるイメージがあったな」 
  
 律子「自分でもそう出来ると思ってましたよ。アイドル時代にその辺も勉強したつもりですし。でも、結局『つもり』だったんです」 
  
 P「つもり、か」 
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/30(日) 20:46:43.69 ID:i3cSdfAxo
 律子「えぇ。最初は本当にただのおしゃべりのつもりだったんですけど、気が付いたら色々吐き出しちゃってて」 
  
 P「吐き出す……」 
  
 律子「違いますからね」 
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/30(日) 20:47:10.24 ID:i3cSdfAxo
 【?ヶ月前 765プロ事務所】 
  
 小鳥『そうですか、そんな事を……』 
  
 律子『小鳥さん。私のアイドル時代って、何だったんでしょうね』 
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/30(日) 20:47:39.00 ID:i3cSdfAxo
 小鳥『私は、律子さんがごっこ遊びやってるようには見えませんよ』 
  
 律子『でも……』 
  
 小鳥『こんなにたくさんのアイドルのプロデューサー兼マネージャーなんて、ベテランプロデューサーでもなかなかできませんよ』 
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/30(日) 20:48:30.64 ID:i3cSdfAxo
 小鳥『それは私が、律子さんがアイドル時代の経験を生かしてプロデューサーのお仕事を頑張ってるのを知ってるからです』 
  
 律子『っ……』 
  
 小鳥『こんなに和気藹々としてて、それでいてだらけたりふざけ過ぎたりしていない。そういう雰囲気を作ってくれたのは、律子さんですよ』 
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/30(日) 20:50:22.48 ID:i3cSdfAxo
 小鳥『社長のフォローがあるとはいえ、プロデュース1年目でここまでやれるのって、すごい事だと思いますよ』 
  
 律子『ありがとう、ございます』 
  
 小鳥『すぐに成果が出るほど簡単なお仕事じゃないんですから、焦らずにやっていきましょう。ね?』 
22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/30(日) 20:52:50.68 ID:i3cSdfAxo
 【給湯室】  
  
 P「なるほど。俺も、音無さんと同じ意見だな」 
  
 律子「……褒めても何も出ませんよ」 
23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/30(日) 20:53:17.26 ID:i3cSdfAxo
 律子「本人は否定してますけど、小鳥さんもいたから今の765プロの雰囲気があるとは思いますよ」 
  
 P「それについては同意見だ」 
  
 律子「自分だってきつい事言われたり、辛い思いしてるはずなのに、そういうそぶりは全然見せませんから、あの人は」 
24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/30(日) 20:54:02.93 ID:i3cSdfAxo
 律子「アイドル達だけじゃなく、私たちの事も見てくれてますからね、あの人は」 
  
 P「そうだな」 
  
 律子「だから小鳥さんの事好きになったんでしょう?」 
25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/30(日) 20:54:40.02 ID:i3cSdfAxo
 律子「はぁ。そっか。やっぱりそうだったんだ……」 
  
 P「律子?」 
  
 律子「一つ、愚痴をこぼしても良いですか?」 
42Res/22.58 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 
板[3] 1-[1] l20 
	このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
	もう書き込みできません。