過去ログ - リヴァイ「俺が何者なのかを証明しよう――この大物を釣ることによって」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2013/07/21(日) 00:53:46.12 ID:nIZGjwF70
「くっ……!?」
リーネとヘニングを殺ったのと同じ手法か。報告は受けていたが、体験してみると予想以上に厄介だ。
狙いが正確すぎるし、あの質量を投擲する筋力。生半可じゃない。
追加の風斬り音。背後から無数の殺意の奔流が迫ってくる。
(ただでさえガスの残量が少ないってのに……!)
感覚の増幅が切れているのも痛い。集中すれば短い時間なら至れるが、今は温存しなければならない。
背後から迫る投擲を避けつつ、尚、宙を疾走する。
ジグザグの軌道は、それだけガスの消費を意味する。ジワジワと背筋をイヤな汗が流れ出す。
ガスが無くなれば、確実に死んでしまうだろう。
だってのに、状況は更に最悪になった。どうやら勝利の女神は、巨人側の味方らしい。
(……15メートル級か。こんだけ派手に騒いでたら、そりゃあ近づいてもくるか)
前方には15メートル級。後方には獣の巨人。
至れり尽くせりのフルコースだ。悪態も出てこない。ただ……無意識に唇が愉悦を刻んでいた。
「いいぜ……やってやる」
最後の予備刀を右側だけ装着した。
トリガーを引き、ワイヤーを操作して、アンカーを射出する。全てはタイミングが命だ。
速度を緩め、追いかけてくる獣の巨人との距離を狭くし、同時に前方から迫る15メートル級との距離も微調整する。
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