過去ログ - リヴァイ「俺が何者なのかを証明しよう――この大物を釣ることによって」
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255:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/18(日) 22:34:00.44 ID:eFwyLQUp0

――コンコン。


ドアをノックする音が鳴る。あれから2時間。
遅くもなく早くもない時間だ。
ドアが開く。待ちに待った相手の登場だった。

「待たせたな。馬を飛ばしたが、これが限界だったよ」

相当に急いだのだろう。額に汗を浮かべたエルヴィンが、息を乱しながら部屋へと入ってくる。その背後にはハンジも付き添っていた。
二人とも、腰には立体機動装置を装着している。

「気にしちゃいねぇ。もっと時間が掛かると思ってた」

ベッドに横たわっていた体を起こし、俺はヤツらの顔を見据える。

「体調はどうだ?」

「痛いとことか、異常が見られる部分はない?例えば唐突に巨人に変異しちゃうとかさ!?」

この……クソメガネめ。最悪にも程がある。
殺気を籠めて睨みつけてやるが、ハンジは妙に興奮した笑みを浮かべながら俺に期待の視線を飛ばしてくるだけだった。
一体、俺に何を求めていやがる、等とは返してやらない。俺は醒めた視線で無視をする事に努めた。
まともな返答は期待出来ない。例えば俺が何かを言えば、

『人類最強の兵士の巨人化とかチョー興奮すると思うんだよ!ねぇねぇ、リヴァイ、私、ちょっと解剖してみたい!!』

と、満面の笑顔でのたまうに違いないのだ。
俺の冗談センスは最悪だったら、このクソメガネび冗談センスは壊滅していやがる。狂人と比較するのが、そもそもの間違いなのかもしれないが。

「おやおや?リヴァイが黙ってる……やっぱり調子が悪いのかな?」

「君の態度に呆れているだけだよ、ハンジ」

首を横に振るエルヴィンも、俺と似た心境らしい。
そのままベッドの近くにあった椅子に、二人は座った。エルヴィンが労うように口を開く。


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