過去ログ - リヴァイ「俺が何者なのかを証明しよう――この大物を釣ることによって」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2013/08/18(日) 22:57:02.76 ID:eFwyLQUp0
他人事ではあるし、世間知らずのお子様には丁度良い体験だろう。精々、振り回されろ、と俺は聞き流していた。だが、どうは問屋が卸さないらしい。
微笑ましそうにハンジの話を聞いていたエルヴィンが、不吉な発言をしてきたのだ。
「可愛いと言えば、リヴァイも可愛いな」
「あァン?!」
思わず声を荒げてしまった。この野郎は何を言っていやがる。これっぽちも理解できない。
しかしミカサ可愛いよミカサ苛めたいー!と、気が狂っていたハンジには理解できたらしく、ニヤニヤと胸糞悪い笑みを見せ付けてくる。
エルヴィンも似たような笑みを貼り付けながら続けてくる。
「お前が残したメッセージは役に立ったよ。貴族との会談で、随分とアドバンテージを握れた」
「おい待て。意味が……いや……まさか」
俺は息を呑んだ。
血の気が引いていく。背中にはビッシリと嫌な脂汗が滲み出していた。
「見たのか……」
アレを。あの生き恥を綴った、日記まがいのモノを。
確かに俺は獣の巨人との戦闘を勝利した後に、クソッタレな置き土産に死を覚悟して、貴重な情報を書き殴って獣の巨人の死体に押し付けていた。
それを……見たと言うのだろうか。
「……リヴァイ。俺達はいつだってお前の味方だ。だから恥かしがらず、いつでも相談してきていいのだぞ」
「安心していいよ。見たのは私とエルヴィンだけだから。情報漏洩はしていない」
俺が愕然としているのを尻目に、目の前のクソ二人は好き勝手な事を吐いている。
何が相談をしてこいだ。何が安心していいだ。
そんな要素、一ミリ足りとも存在していねぇだろうが、クソッタレ!
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