過去ログ - リヴァイ「俺が何者なのかを証明しよう――この大物を釣ることによって」
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266:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/18(日) 23:20:36.36 ID:eFwyLQUp0

「まあ……それでも」

証明は出来なかったが、未だそのチャンスが失われた訳じゃない。
生き続けている限り、可能性は無くならない。
俺が人類最強の兵士に相応しいのか。俺が与えられるだけじゃなく、何かを返せる人間なのか、を。
証明する機会は、絶対に訪れる。

「迷いは無くなった。今はそれでいい」

「そうか」

「そうだ」

「やっとリヴァイらしくなってきたね。お姉さん安心しちゃったぜ」

「ふんっ……誰がお姉さんだ、気持ち悪い」

鳥肌が立つ冗談に、クソメガネの冗談センスは改めて壊滅的だと再認識する。
俺の対応が気に食わなかったのか、ハンジは喚かないまでも食いかかってくるのを尻目に、エルヴィンが我関せずゴソゴソとしていた。
一本の酒と、三つのグラス。
気の抜けたような音と共に酒の栓が抜かれ、グラスにトポトポと酒が注がれた。
それをエルヴィンから渡される。
黙って受け取る。ハンジも黙って受け取っていた。


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