過去ログ - 響「National Holiday」
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19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/01(月) 20:27:27.04 ID:eKVRquV80

P「よっ」

 元気よく開け放たれた玄関扉から夏の太陽のような笑顔が弾ける。
笑顔からの驚きが訝しみに変わり、最終的にそれらをごちゃ混ぜにしたような顔が張り付く。

 その百面相が可笑しく、思わず顔が崩れる。
自然に笑い声が漏れていた。

響「な、なんで笑うんだよー!」

 その笑顔に少し救われたんだよ。あれだけ嫌な目覚めだった今日が素晴らしい日になる気がしたんだ。
……何て言えるわけもなく。甲斐性もなく。紡がれた逃げの言葉は。

P「いや、響の間抜け面が面白くてな」

響「うー! プロデューサーに言われたくないぞ! はっ?! お前偽物だな! そうだ偽物プロデューサーだな!」

P「おいおい、昨日今日で人の顔を忘れてくれるな。鶏か、それとも茗荷か」

響「騙されないぞ! 壷も買わないぞ! 自分のプロデューサーはそんなに髪爆発してないし、服だってしわしわしてないし、そんな疲れた顔してないぞ!」

 数秒前の感動を返せ。
怨嗟の念を送っていると胸元に響の鼻を押し付けられる。

響「……あれ? プロデューサーの匂いがする」

P「鶏って行って悪かったな。犬だいぬ」

響「褒めてないぞ。ま、上がってってよプロデューサー!」




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