過去ログ - 響「National Holiday」
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20:1の名前がおかしなことに。ビーズって入れたからかな?
2013/07/01(月) 20:28:32.31 ID:eKVRquV80

 フローリングの床から直に木の温度が伝わる。
その規則正しい直線に今朝のトラックを思い出す。沈むはずなどないのに足を踏み出すのを躊躇ってしまう。

 立ち止まっているといぬ美に袖を引かれる。されるがままでいると響の自室に辿り着く。
いぬ美、盲導犬の才能あるな。

響「そこらへんにあるクッション使っていいぞ!」

 姿なき声が聞こえる。おもてなしをしてくれるとかで響はキッチンにいるらしい。
手元にあるクッションを取ると先客がいた。小さな体を丸めリス男がしっぽを枕がわりにして寝ていた。

 仕方がないので傍のベッドに腰掛ける。沈み込むように体を受け止められる。
横になると背骨が真っすぐになった。少々辛い。かなり狭い。

響「でも初めてだよね。プロデューサーがうちに来るの!」

 空いている方の耳に張りのある声が響く。
ここから見える景色は自室とは違い、まるで世界に祝福されているように照らされていた。

響「いつもはご飯に誘ってもスキャンダルがーとかパパラッチがーとか言って来てくれなかったのに」

P「……あっ」

 響に言われて初めて気づく。普段なら考慮するリスクを欠片も考えていない。今の頭は数本ネジが緩んでいるようだった。
ここで巻けたらどんなに楽か。いやいっそ誰か外してバラしてくれ。




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