過去ログ - 響「National Holiday」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/01(月) 20:30:23.78 ID:eKVRquV80
響「餌ならあるよ?」
自分の腹の虫だった。
まだ草を食べて生活はしたくない。
P「よし、響飯食いに行こう」
響「うん。行こう!」
打てば響く。まさにこのことだった。
あまりの反応の良さにこちらが戸惑ってしまう。
P「…………」
響「ん? 行かないのか?」
P「いや、いいんだけどさ。……少しは嫌がったりしないの?」
何時もなら口から出ないような言葉が滑り出た。
頭のネジだけではなく、いろいろと弱く脆くなっている。
響「プロデューサーが行きたいんでしょ? 行こうよ! 自分もお腹空いてたし!」
屈託の無い笑顔を見せてくれる。こんな自分に。
きっと俺と響では見える世界が違うのだろう。彼女が光を移せば自分の目には影ばかり映る。
そんな自分が彼女を担当していることが、彼女といることが、彼女の世界に影を落としはしないだろうか。
そんな考えが胸に去来する。
P「……頼もしいな。響は」
響「えへへ。あ、でもほかの子には駄目だからな!」
P「ダメって何が?」
響「……一人暮らしで心細い女の子の家に、事前の連絡もしないで押しかけて、家族をたらしこんで、手作り料理を共用して。
ベッドで寝るし。身だしなみも整えてないし。まぁそこそこ見れちゃ……があれ……ど…………」
響「それに男の人と違って女の子は出かけるのに時間かかるんだぞ。だから次からはちゃんと連絡してね。まぁ自分だったら何時でもいいけどね!」
P「……ごめんなさい」
響「シャキっとするシャキっと! あ、お風呂入る?」
P「それは流石に」
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