過去ログ - 響「National Holiday」
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27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/01(月) 20:34:05.07 ID:eKVRquV80

P「……なぁ響、犬みたいって言われないか?」

 並んで歩いていると疑問が口から漏れ出ていた。好奇心旺盛な犬は飼い犬の前を歩き、臆病な犬は飼い主の後ろを隠れるようにして歩く。
行き先の見当がついていないのに自分の前を歩く響の背中あたりから尻尾が生えている気がした。

響「うん、真に言われたことあるぞ。響って動物だと柴っぽいよねって」

 前を歩く響が立ち止まってこちらを向く。
……やっぱあるよな尻尾。

響「プロデューサーはどう思う?」

P「俺もそう思う」

響「ふーん」

 そんな取り留めも無い会話を続けているとATMに辿り着く。
四桁の暗証番号を叩き、指定した金額を引き落とす。

P「うし、行くか」

響「……ねぇプロデューサー、そこにまっすぐ立ってみて」

 後ろで見ていた響に声を掛けられる。
言われるがままに姿勢を正す。

P「? こうか」

響「ちゃんとまっすぐ立ってる?」

P「立ってるぞ」

 響をお偉いさんに見立てて彼らに会う時用の姿勢を作る。自分の中では敬礼に近い気持ちだった。
そんな立ち姿をまじまじと見られる。

響「……やっぱりさっきのお店はキャンセル! 焼肉行くぞプロデューサー!」

P「金額が変わってねぇぞ!」




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