過去ログ - 響「National Holiday」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/01(月) 20:49:16.57 ID:eKVRquV80
元々山だった土地を切り崩して作ったこの街は、起伏が激しく、山の頂は小高い丘としてそこらに点在していた。
帰り道の途中。少し淋しげな道を踏みしめながら歩く。
空へと向かう滑走路になっているその道を、まともに整備されていない道を二人で歩く。
並んでる足音だけが響いていた。
響「……」
P「……」
笛吹男に導かれる子供のように、その不思議な時間の中を歩く。
車の音も、山の音も、木々の音も聞こえない。
細い道を抜けると少し広い空間に出た。恐らくここが終着駅だろう。
開けた空間には背もたれのないベンチが二つ、柵の向こうには街の景色。
P「いい景色だな」
暗くなり、明かりがともった街が一望出来た。
お世辞にも絶景とは言い難かったが、それなりの高翌揚感はあった。
響「ここはおまけなんだけどね。そこそこきれいでしょ?」
P「……おまけ?」
響「そ、おまけ。本命はもうちょっと向こうなんだ」
P「向こうって、道ないじゃん」
示された先には木々の壁で出来た塀。到底道などあるようには思えなかった。
響「あるんだぞ。案内するから目つぶって?」
P「……いや、危ないだろ。舗装されてないし、木の根っこで足引っ掛けるかもしれないし、結構傾斜もあるだろ」
響「大丈夫。大丈夫だから目つぶってよ」
P「そうは言ってもなぁ」
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