過去ログ - よわくてニューゲーム
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27: ◆hOVX8kZ7sLVS[saga]
2013/07/02(火) 22:37:49.05 ID:bAq3pyUe0

相変わらずほこりくさい屋内だった。

いくつか鍵がかかっており入れなかったが、廊下に壺があった。
落としたら簡単に割れそうだが、見て分かるほどには高級品だ。
以下略



28: ◆hOVX8kZ7sLVS[saga]
2013/07/02(火) 22:38:50.88 ID:bAq3pyUe0

僕はシャツを捲り上げ、マスクの代用として使っていた。

引いてみると、階段を登った時のような音がする。軋む音だ。
酷いその音の後に訪れたのは、家の外に現れた人の気配だ。
以下略



29: ◆hOVX8kZ7sLVS[saga]
2013/07/02(火) 22:39:18.56 ID:bAq3pyUe0

  ・ニューゲーム
ニア ・つよくてニューゲーム
  ・よわくてニューゲーム

以下略



30: ◆hOVX8kZ7sLVS[saga]
2013/07/02(火) 22:39:45.37 ID:bAq3pyUe0

僕は目を疑った。都市伝説は確かに存在しているのだと。

そして同時に考えた。つよくてニューゲームとは何か、と。
普通に考えれば前回の結果を残しスタートすることだろう。
以下略



31: ◆hOVX8kZ7sLVS[saga]
2013/07/02(火) 22:40:22.93 ID:bAq3pyUe0

  ・ニューゲーム
  ・つよくてニューゲーム
ニア・よわくてニューゲーム

以下略



32: ◆hOVX8kZ7sLVS[saga]
2013/07/02(火) 22:41:00.97 ID:bAq3pyUe0

ここでやっと僕の回想の冒頭に戻ってくるということになる。

部屋に閉じ込められて既に十分は経過した実感があった。
まさかこのまま一生ここにいることになるというのか?
以下略



33: ◆hOVX8kZ7sLVS[saga]
2013/07/02(火) 22:41:41.83 ID:bAq3pyUe0

そこにはあり得ない程の量の人名と顔写真があった。

どこまで言っても底など見えないぐらいにあった。
どの顔にも見覚えがない。いったい、誰なんだ?
以下略



34: ◆hOVX8kZ7sLVS[saga]
2013/07/02(火) 22:42:24.56 ID:bAq3pyUe0

「あ」

その声を絞り出すだけで、やっとだった。
ああ。ああ。なんで。なんで、死んでる?
以下略



35: ◆hOVX8kZ7sLVS[saga]
2013/07/02(火) 22:42:59.51 ID:bAq3pyUe0

「なんで。なんで、こんなことに」

女性の声が聞こえる。これは第三者視点で撮られている?
どっきりにしても悪趣味がすぎる。だが僕は目を離せない。
以下略



36: ◆hOVX8kZ7sLVS[saga]
2013/07/02(火) 22:43:27.21 ID:bAq3pyUe0

僕は見ていられなくなり、震えながら操作した。

「おわる」を選択し、顔写真の画面から、右キー。
するとまた、当初表示されていた画面に戻ってきた。
以下略



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