15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/07/02(火) 23:26:30.81 ID:beAzPYdzo
それから数時間後。事務所に、みくのパパとママがやってきた。
久しぶりに見るパパとママは、少しやつれてるように見えた。無理もない、自分の子どもが死んでしまったのだから。
子どもが死んで悲しまない親がどこにいるのだろうか。もしいたら、そいつはとんでもない奴だにゃ。
P「お父様、お母様、おはようございます。この度は本当に申し訳ございませんでした」
みくパパ「あはは、いきなり謝らんでくださいよ。今回のは不慮の事故ですから。プロデューサーさんには何の罪もありませんから」
P「ですが、その」
みくママ「むしろお礼を言いたいくらいです。最後までうちの娘に付き合って下さって、ありがとうございます」
それを聞いたPチャンとちひろさんは、泣きそうになっていた。
パパもママも、涙一つも見せない。二人とも、やっぱりすごく強いなあ。自慢の親ですにゃ。ふふん。
その後、みんなで病院まで行くことになった。
霊安室まで行くと、誰かがベッドに横たわっているのがわかる。
顔にかかった布を取ると、みくの可愛らしい顔が見えた。どうやら後頭部に当たったみたいで、顔は何ともなかったみたい。
よかったにゃあ……顔がぐちゃぐちゃだったらさすがに嫌だからにゃ……
あれ、Pチャンとちひろさんは、もう霊安室から出ていくみたい。
……みくも出て行こうかにゃ、なんだかここにいたら泣いちゃいそうだからにゃ。
48Res/50.56 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。