7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/03(水) 17:29:47.32 ID:r4FRmMPoo
少年(美人だな、この人)
少年(……恥ずかしい)
少年(これ、何ですか……? 白くてドロドロしてる)
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/03(水) 17:31:46.86 ID:r4FRmMPoo
魔導師「体も綺麗になったし、お湯につかりましょうか」
少年「お風呂……」
少年(前のご主人様の風呂掃除をしたことはあるけど、入るのは初めてだ)
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/03(水) 17:32:29.99 ID:r4FRmMPoo
十分後
少年「…………」グタリ
魔導師「だ、大丈夫……?」
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/03(水) 17:34:10.13 ID:r4FRmMPoo
――――
少年「う……」
魔導師「目は覚めた? 良かった……」
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/03(水) 17:34:41.80 ID:r4FRmMPoo
少年(優しい人だな)
少年(けど、僕の不器用さを知ったら愛想を尽かされてしまうんだろうな)
少年(……嫌だな)
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/03(水) 17:35:08.29 ID:r4FRmMPoo
翌朝
魔導師「よく眠れたかしら」
少年「い、一応……」
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/03(水) 17:35:40.33 ID:r4FRmMPoo
魔導師(昔は大勢で一緒に暮らしたものだったわ)
魔導師(どんなに貧しくても、世間から嘲笑されても、笑顔で食卓を囲んでいた)
魔導師(独立してからは、社会的には成功してもどこか寂しかった)
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/03(水) 17:36:20.43 ID:r4FRmMPoo
魔導師(この子が自分から話しかけてくることはほとんどない)
魔導師(おそらく、ただ命令を聞くように指導された結果だわ)
魔導師(奴隷の運命は主人に左右される)
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/03(水) 17:37:31.40 ID:r4FRmMPoo
魔導師(いわば、奴隷が存在するのは様式美……けれど、あまりにも彼等が不憫だわ)
魔導師「ご飯、足りたかしら」
少年「……その、おかわりしてもいいですか?」
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/03(水) 17:37:57.98 ID:r4FRmMPoo
魔導師「……そろそろ研究棟に行かなくちゃ」
魔導師「一緒に来てくれるかしら。私の研究を見せてあげる」
少年「は、はい」
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