17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/03(水) 17:38:24.66 ID:r4FRmMPoo
少年「これは……」
魔導師「私の研究の試作品よ。完成品は町の防壁に埋め込んであるわ」
魔導師「この魔導器を起動させると防壁が強化されるの」
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/03(水) 17:40:08.31 ID:r4FRmMPoo
少年「こっちは……?」
魔導師「新しく研究している新型の防壁よ」
魔導師「基となる石の壁がなくても、魔力で壁を作ることができるの。上空もドーム状に覆えるわ」
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2013/07/03(水) 17:40:48.66 ID:r4FRmMPoo
少年(僕はなんてすごい人に拾われてしまったのだろう)
少年(魔力の壁の製作者なんて、町でもかなりの有名人なはず)
少年(世間の情報をもらえる機会なんてなかったから、名前すら知らなかったけど……まさかこの人だったなんて)
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2013/07/03(水) 17:41:55.08 ID:r4FRmMPoo
少年「でも僕、本当に呑み込みが悪いんです。ごくごく簡単な作業くらいしかできなくて」
魔導師「自分はできるって自分に言い聞かせるの。できないって思っていたら余計おばかになっちゃうだけよ?」
少年「…………」
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2013/07/03(水) 17:42:22.22 ID:r4FRmMPoo
数ヶ月後
魔導師「うん、だいぶ肉付きも良くなったわね」
魔導師「お勉強も随分効率よく熟せるようになったし、やっぱり元が良いんだわ」
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2013/07/03(水) 17:43:05.25 ID:r4FRmMPoo
研究員(あいつ、子供なのを利用して魔導師様にベタベタと貼りつきおって……)
研究員(どうにも邪魔だ)
研究員(あんな子供さえいなければ研究だってもっと進んでいただろうに)
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2013/07/03(水) 17:47:37.71 ID:r4FRmMPoo
少年「それならいっぱい食べていっぱい運動して、魔導師さんよりずっと大きくなりますから!」
魔導師「あら……それはそれで楽しみね」
少年(大体、ちゃんと食べるようになってからやたらあそこが元気になってきちゃったし)
24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/03(水) 17:49:53.11 ID:r4FRmMPoo
夜
少年「……ん…………」
魔導師「よいしょっと」モゾモゾ
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2013/07/03(水) 17:50:20.75 ID:r4FRmMPoo
魔導師「私、研究にばかり集中していたから恋人もいないの」
魔導師「お願い、一緒に寝てくれる?」
少年「……わかりましたよ」ドキドキ
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2013/07/03(水) 19:15:34.40 ID:OlzONiyqO
ええじゃない
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2013/07/03(水) 21:12:56.27 ID:aqiPdnNbo
三年後
少年「魔導師さん、どうですこの見事な羊肉! 安売りしてたんですよ!」
魔導師「あら、すごいわね。シェフに調理してもらいましょう」
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