31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/06(土) 20:01:23.21 ID:CbwnvkBEo
親父が人を殺した事があるぐらい、心の隅で想像できとった。
ヤクザの組長なんじゃ。
それでも尊敬しとった。
それでもきっと親父は、本当に汚い事はしないと思っとった。
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2013/07/06(土) 20:01:52.14 ID:CbwnvkBEo
生まれてしまったこの感情は何じゃろうか。
怒り、憎しみ、失望?一体何なんじゃろうか。
ただ分かるのは、この気持ちは気分が悪い。
33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/06(土) 20:02:19.10 ID:CbwnvkBEo
*******
うちはアイドル事務所に戻った。
前までは、ここから逃げ出してあの世界に戻りたかった。
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2013/07/06(土) 20:03:17.26 ID:CbwnvkBEo
「お疲れさまでーす」
「お疲れ様です」
撮影を終えて、プロデューサーのいる方に向かう。
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2013/07/06(土) 20:03:52.97 ID:CbwnvkBEo
うちは、寮へ住むのをやめた。
理由は簡単じゃ、親父の用意した環境にいとうなかった。
でも親父の金や権力がないと、ただの子供のうちは困った。
だからプロデューサーに相談してみると。
36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/06(土) 20:04:30.44 ID:CbwnvkBEo
「嫌だから、俺の家に住めば?」
「で、でも…それはあかんじゃろ。そ、そういう関係でもない男女が一つ屋根の」
「あっはっはっ、馬鹿だな。俺はロリコンじゃないぞ」
37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/06(土) 20:05:04.65 ID:CbwnvkBEo
「ありすちゃん」
「何ですか?前に私に言った事ですよ」
38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/06(土) 20:05:36.46 ID:CbwnvkBEo
「でも、他に行くとこないけえ」
「しつこいですね!もしかして襲われたいんですか!?プロデューサーに、Hな事されたいんですか!?」
顔を真っ赤にしながら叫びよる。
39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/06(土) 20:07:02.82 ID:CbwnvkBEo
プロデューサーにそれを話すと、嬉しそうな顔をした。
何でも、その気持ちはある意味信頼なんだと。迷惑をかけても、ええと思えるのはうちがプロデューサーを信頼しとるからじゃと。
うちは、嬉しそうな顔をしたプロデューサーを蹴った。
何かムカついたけえの。
40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/06(土) 20:07:34.87 ID:CbwnvkBEo
*******
「なあ」
「なんじゃ」
41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/06(土) 20:08:28.47 ID:CbwnvkBEo
じゃけえいつも部屋には一人でおる。そのせいかプロデューサーがこの部屋におると、違和感を感じる。
プロデューサーの部屋なのに、可笑しな話じゃのう。
「巴ちゃんさ、何で急にやる気を出したの」
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