過去ログ - 恵美「もしも魔王の正体に気づかなかったら」3巻
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7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/06(土) 19:34:24.85 ID:6QX93pwdo
恵美「……魔界にこういうリンゴとか、ある?」

真奥「……ねえよ。つーかさっきの光のゲート見たろ、悪魔が開けるもんじゃない」

そう。これは、何者かによって送られてきたのだ。
ただの果物でもなければ、偶然ここに現れたはずもなかった。

恵美「ってことは……」

真奥「人間か、また天使絡みかもな」

変態セクハラ犯罪者こと大天使サリエルに散々な目に遭わされたのはほんの一週間ほど前の話だ。
思わず天を仰ぐ。

恵美「……私がこう言うのもなんだけど……天使ってホント、うざったい……」

真奥「うざったいなぁ……」

二人して嘆息した。
サリエルと共に行動していたベルは若干気まずそうな顔だ。
芦屋と漆原は変わらず呑気そうな顔で首を傾げていた。

真奥「どうするよ、これ」

恵美「もう面倒だから、生ゴミで出しちゃいましょうよ。芦屋ー、ゴミ袋ちょうだい」

真奥「つってもこれゴミ袋には入らないだろ。分けるにしても包丁で切るにはでかすぎ……っておい!」

恵美「そのまま持っててね」

貞夫が、顕現させた聖剣を見て慌てた。
私も聖剣を果物を切るのに使う日が来るとは思わなかったが実際面倒だし、
仮にこれが敵性の何かならどちらにしろ斬るのだから話は早い。
貞夫に当たらず、かつ果物を両断させる勢いで剣を振るう。


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