過去ログ - 幸子「優しい優しい、プロデューサーさん」
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277: ◆S.3OfNv5Fw[saga]
2013/08/04(日) 22:39:43.90 ID:lgRE4mqd0

振り絞るように、私は思いの丈を吐きだしていた。
そうだ、我慢してきた。彼女の事を、仕事の事以外でも考えるようになっていた。
彼女の笑顔に幾度も心臓を震わせた。

そして彼女と約束を交わしてからは、まるで体を病に蝕まれたかのように体の自由が利かなくなった。
言いたくても言えない言葉を飲みこみ、自分を殺し続けてきた。
だが、それももう終わりだ。


「そ、それでも……ボ、ボク……」

「幸子と同じくらい……私も悩んだんだ……。
 幸子がさっき言った言葉を……違う言い方にして、言おう。いや、私の思っている事を、言おう」


私は彼女の両肩を掴み、彼女の目を真っ直ぐに見つめた。
やっとこの言葉が言える。私を苛ませ、幸福であらせたこの感情を。



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