過去ログ - 幸子「優しい優しい、プロデューサーさん」
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◆S.3OfNv5Fw
[saga]
2013/08/08(木) 01:15:01.75 ID:TGh4K5Fj0
「……いいですよ、別に……ボクの事が、好きなら……。ボクのことが好きだから、今みたいなことをしたんですもんね」
「……幸子」
「……元々、こういう事だって……覚悟、してましたから」
彼女の体が強張り、私に抱きつく腕に力が籠ったのがわかった。
「幸子……お前……」
「ずっと前から、気付いてるでしょう……――さんだって、落ちつきが無かったですし……」
彼女の身体がまた小刻みに震えていた。
「幸子、無理はしなくても……」
「無理なんかじゃありません」
「……こんな事をしておいて何だが、私は、お前が怖いだとか、そういう風に思うような事はしたくない。
それに、その……私達がこういう関係になったのはついさっきだろう? 物事には、順序が……」
私は矛盾に満ちた事を言いながら、幸子を諭そうとしていた。
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