過去ログ - 幸子「優しい優しい、プロデューサーさん」
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◆S.3OfNv5Fw
[saga]
2013/09/04(水) 03:03:37.64 ID:WvnzhtNI0
「幸子……」
「ふふっ……前も、こんなコトがありましたよね……」
「……そうだな。観覧車、だったか」
「そうですね。あの時も、こんな風にボクを襲ってましたもんね……」
「……私は、あまり進歩していないみたいだな」
「ふふっ。さて、足が地についてなくて、ちょっとやりにくかったですけど……今度は、ゆっくりしてくださいね……」
そう言って、彼女は唇を少しだけ前に出すようにして、また瞳をゆっくりと閉じた。
私はまた唇を重ねる。今度はゆっくりと、彼女の舌を溶かしてしまうかのように舐めていく。
幸子は甘く喉を鳴らし、私の両頬に手を添えた。そして、私の舌の動きに合わせてゆっくりと絡ませてくる。
そこまで激しくしていない為呼吸はある程度できるはずだが、幸子の息は先ほどと変わらず荒れている。
暑さのせいだけでは無い。彼女も興奮しているのだ。
その証拠に、時々添えている手に力が入り、私に顔を押し付けるようにしていた。
私はゆっくりと彼女から顔を離した。名残惜しそうに唾液が糸を引く。
幸子は目を瞑り、私の頬から手を離さず何かを噛み締めるように静かに息を整えいていた。
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