6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/09(火) 12:53:14.63 ID:kYRTKiYyO
ほう
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/09(火) 13:04:58.71 ID:VU2C5OGX0
トントンと、扉を叩く音が響いた。
「入ってもいいk...ですか?」
あぁ、この仕草。この敬語をつかいたくないという態度。かつ言い直す態度。兄だ。お兄ちゃんだ。
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/09(火) 13:11:38.97 ID:VU2C5OGX0
「おに...ぃ...ちゃんぅ......お兄ちゃん......だ...えへ...」
彼女は兄に抱きついた。抱きつき方は問題ではない。迷子になった時母を見つけた子供のように純粋に抱きついていたのだ。
そして堪えていた涙が堪えきれなくなったのか、抱きついたままわんわん泣き始めた。
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/09(火) 22:53:58.10 ID:WGDYpRtco
早く続けろください、お願いします
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/09(火) 22:56:06.71 ID:D6pnLMSQo
はよ
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/09(火) 23:35:02.70 ID:xo6Moe7NO
こんな文体最近みたな どこだったか
続けて
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/10(水) 18:40:28.62 ID:XtIC8Swk0
「お兄ちゃん...お兄ちゃ、ん......!」
兄「おいちょっとまてお兄ちゃんってどういうことだよ!?」
女「............」
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/10(水) 19:06:17.27 ID:XtIC8Swk0
彼女は泣き止んだ。兄の知人と思われる女に全てを明かしたのだ。無論最初は泣きながら、しゃっくりしながら聞き取り辛い声で話していたが女の真剣に聞いてくれる態度に安心して少しづつ泣き止みながら話を続けていた。
今の状況は彼女に理解できる状況ではない。彼女は混乱の中から兄が生きているという喜びを見つけたのだ。だから、今の状況を話せば普通の人なら鼻で笑い馬鹿にして相手にしてはくれないだろう。だが女は真摯に今の状況を考えてくれた。その態度に彼女は感動してしまい、色々な話をした。学校の事、兄の事、家族の事、朽ちた洋館の事......。
彼女が話題を出せば話題を返すように女は自分の周りの事を話してくれた。徐々に徐々に、かつ速く二人は仲良くなっていったのだ。
この短時間で2人は友と呼べるまでに発展した。これも女の許容能力あってこそである。何処かの変態とは大違いではなかろうか。
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/10(水) 19:18:10.35 ID:XtIC8Swk0
扉が開く音がした。今宵の客人を招いた部屋に男は入り、女に彼女の様子を聞いた。彼女は小さな寝息をたてて眠っている。彼女の手には女の手が繋がれている。
兄「どうだ?妹の様子は?」
兄は先程女より今彼女がおかれている状況を聞かされた。兄は女と同じく彼女の話すすべての真実を受け入れられた。妹がこんなボインに成長しているのは予想外だったが、しっかり育ってくれている事が嬉しかった。出来るならば揉みたい。揉もうとしたら殴られた。下衆が。
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/10(水) 19:58:33.79 ID:XtIC8Swk0
「She is a visitor?」
「はい。彼女は兄の妹にあらせます。」
「Oh, so.Although it is good for her to solve a mystery,Can she bear?」
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/10(水) 20:12:33.29 ID:XtIC8Swk0
彼女は目覚めた。ふかふかしているものが覆いかぶさっていたのですぐにベッドの中で寝ていたのだと認識した。部屋は彼女を残し誰も居なかった。
彼女は少し寂しかったがその寂しさも心の中に押し込み、ベッドから這い出て扉に近寄り扉を開けた。
キィという声を発し扉は開いた。扉の先には兄......と彼女の産み親が居た。
「おか...さん......?」
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