過去ログ - 文才ないけど小説かく(実験)4
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741:道祖神のお導き(お題:鏖)7/11[saga]
2013/10/13(日) 08:41:56.00 ID:t/0x6c1+o
「じいさん、おれあの釜で炭を作るところを見てみてえな」
「ちっと濡れた木ばっかでなあ、今しばらくは炭作らないんじゃ。ほれ、芋」
 庄助と老人は薄暗い小屋の中で囲炉裏を挟んで向かい合っている。老人は鍋に箸を突っ込み、そのまま茹で上
がった芋を庄助に差し出す。庄助は手拭いでそれを受け取った。
「あちち・・・」
以下略



742:道祖神のお導き(お題:鏖)8/11[saga]
2013/10/13(日) 08:43:00.37 ID:t/0x6c1+o
「じゃあな、もう行くよ。芋、ありがとうな。じゃあな」
 庄助はほとんど駆け足のようにして老人の家を出た。老人は大声で「また来い」とか「いつでも」とか言った
が、庄助はなんだかそれを聞いてはならないような気がして、聞いたら気持ちが揺るぎそうな気がして、聞こえな
い振りをした。

以下略



743:道祖神のお導き(お題:鏖)9/11[saga]
2013/10/13(日) 08:44:11.94 ID:t/0x6c1+o
「なんだ・・・これ・・・うっ」
 異臭が鼻を突く。吐き気と頭痛を伴う不快感が肺腑から全身に広がっていく。脂汗が吹き出し、庄助は無意識に
後ずさり、釜から離れる。しかし、視線だけは釜の中に釘付けになったままだ。
 そこにあったのは炭、ではなく、骨だった。一度だけ飢饉の時に見たことがある・・・人骨。火力が足らなかっ
たのか、肉らしきものが焦げ付いている。一人二人ではない、十、二十という大量の人骨が釜の中に収まってい
以下略



744:道祖神のお導き(お題:鏖)10/11[saga]
2013/10/13(日) 08:45:13.31 ID:t/0x6c1+o
「いや、平気だ。これ、芋、盗んで来たぞ・・・持つの手伝えよ」
「おっ、上手いことやったんじゃねえか」
「それより・・・お前今度襲う村のこと知ってるか? さっき見て来たんだが、どうも変でよ」
 「村」と言いながら、庄助は親指で来た道を、道祖神の左側の道を指差した。
 それを見て、清八が怪訝な顔をする。
以下略



745:道祖神のお導き(お題:鏖)11/11[saga]
2013/10/13(日) 08:46:11.95 ID:t/0x6c1+o
「清八、悪い、刀忘れて来ちまった。先に帰っててくれよ。ちょっと取ってくるわ」
 庄助は言う。
 清八はこれを訝しんで、何度も大丈夫か?と聞いたが、庄助は平気だ、と答えるだけだった。清八は結局、二個
持っていたうちの提灯の一つを残して、山道を戻っていった。
 一人残った庄助は思う。これからやるはずだったことが、先にやられていたというだけのことだ。
以下略



746:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/13(日) 08:48:18.64 ID:t/0x6c1+o
転載終了


747:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/13(日) 09:43:57.57 ID:t/0x6c1+o
>>735-745
「何が言いたいのかよくわからない」という言葉が感想として浮かんだ。

背景のリアリティをがんばって構築したのではないかと思うけど、それよりも重要なものが欠けているような印象を受けた。
少なくとも自分にはこのお話が「面白い」とは思えなかった。


748:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/13(日) 09:47:20.64 ID:t/0x6c1+o
楽しいお題をちょうだいな。


749:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/10/13(日) 09:55:08.74 ID:AFL8MY4fo
>>748
クリスマス


750:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/13(日) 09:59:15.22 ID:t/0x6c1+o
把握


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