過去ログ - ミュウツー『……これは、逆襲だ』
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34: ◆/D3JAdPz6s[saga]
2013/07/13(土) 22:14:26.81 ID:G632siqIo

ダゲキ「きみ……も、ニンゲン にげた?」

ミュウツー『……? まあ、そうだ』

ダゲキ「じゃあ、もりの おく かくれろ」

ダゲキ「ニンゲン こない」

ダゲキ「あいつのそば、ニンゲン ちかよらない」

ミュウツー『「あいつ」?』


足元のチュリネが嬉しそうに跳ねた。


チュリネ「あのね もりのおく すんでる」

ミュウツー『そ、そいつは……ニンゲンか?』

チュリネ「ううん みんなと おんなじ ポケモン」

ミュウツー『同じ……ポケモンだと?』


その言葉を耳にすると、ミュウツーは無性に怒りが込み上げてきた。


ミュウツー『何が「同じポケモン」だ! 同じなものか!』

ミュウツー『私は……私がポケモンだと? 貴様らには私が、ただのポケモンに見えるのか?』

ミュウツー『何も知らないくせに、利いた風なことを言うな。私は……』

ミュウツー『私はニンゲンの都合で生み出され、ニンゲンの都合で否定され、ニンゲンの都合で生かされてきた「モノ」だ』

ミュウツー『貴様らはポケモンだな? ポケモンだ。紛うことなきポケモンだ。だが私は何だ?』

ミュウツー『ニンゲンに造られた存在である私は、もはやポケモンですらない!』

ミュウツー『ならば……』

ミュウツー『ならば私は、誰なのだ!』

ミュウツー『貴様らに、答えられるのか!』


意味が通じる自信はなかった。

チュリネの表情に、不安の色が濃くなった。

話を理解できないまでも、険悪な空気は感じ取ることができるのだろう。




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