過去ログ - ミュウツー『……これは、逆襲だ』
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912:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/07/21(月) 13:01:55.35 ID:iEWIfyxAo
待ってる…
913:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/07/21(月) 17:09:46.48 ID:jkz85nIn0
(ん? 今何か聞こえたような……?)
914:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/07/22(火) 15:30:46.32 ID:Ps9fNvNUO
(まさか念力⁉︎)
915: ◆/D3JAdPz6s[saga]
2014/07/22(火) 21:38:47.41 ID:aMV/BRFao
それでは、始めます
916: ◆/D3JAdPz6s[saga]
2014/07/22(火) 21:40:59.49 ID:aMV/BRFao
はるか上方には、薄い雲のかかった星空が見えている。
見上げた瞬間、星を戴いてなお暗い森の中を、ぬるい風が抜けていった。
917: ◆/D3JAdPz6s[saga]
2014/07/22(火) 21:51:09.21 ID:aMV/BRFao
ミュウツーはさほど大きくないその本を開き、一枚ずつめくりながら文字を追っていた。
小回りのきかない丸い指では、本のページというものは、ずいぶんと扱いづらい。
918: ◆/D3JAdPz6s[saga]
2014/07/22(火) 21:53:12.35 ID:aMV/BRFao
そうこうしているうちに、物語は最後の一文を残すばかりになった。
ミュウツー『……「――とても よろこび……ました。」……』
919: ◆/D3JAdPz6s[saga]
2014/07/22(火) 21:55:14.71 ID:aMV/BRFao
ミュウツー『……』
聴衆に気取られないように、こっそりと生唾を飲み込む。
920: ◆/D3JAdPz6s[saga]
2014/07/22(火) 21:57:47.38 ID:aMV/BRFao
あからさまな不満の表情を浮かべ、ジュプトルとイーブイが抗議してきた。
ダゲキも、理不尽な目に遭ったとでも言いたげな目をこちらに向ける。
921: ◆/D3JAdPz6s[saga]
2014/07/22(火) 22:00:49.91 ID:aMV/BRFao
彼女の幼稚な視線に、そんな厄介なものを感じることは、さすがにない。
彼女の真意が、もっと単純であることはわかりきっている。
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