過去ログ - 恵美「もしも魔王の正体に気づかなかったら」短編集
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31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/13(土) 19:22:49.90 ID:OcKQEmd6o
真奥「恵美。……大丈夫か、恵美?」

彼の心配気な顔が見える。

辺りを見渡した。
私の部屋、ベッドの上だ。
薄暗く、横には熟睡しているアラス・ラムスと、貞夫の姿。
そうだ、二人でアラス・ラムスを寝かしつけているところだった。

恵美「……大丈夫。ちょっと寝ちゃってたみたいね」

真奥「なんか唸りだすからどうしたかと思ったぞ」

言いながら立ち上がって冷たい水を取ってきてくれる。
汗をかいていたようだ、受け取ったそれは染みこむように美味しかった。

恵美「……ねえ、貞夫。もしもの話だけど」

真奥「ん?」

ベッドの私の横に座った彼に――"私"には想像も付かないだろう状態で――問いかける。

恵美「私が最初から、あなたの正体を魔王と気づいていたらどうなっていたかしら」


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