過去ログ - 恵美「もしも魔王の正体に気づかなかったら」短編集
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5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/13(土) 19:09:10.95 ID:OcKQEmd6o
恵美「ぱぱと同じ匂いがするんだって言うのよ、通りがかると」

真奥「んー……そんなに匂い付いてるかな?」

彼は自分の手をくんくんと嗅いだあと、

真奥「自分じゃよく分かんねぇな。どうだ?」

手のひらを私の目の前に差し出した。

恵美「え、と……」

少しの躊躇いのあと、同じように匂いを嗅ぐ。
ちょっと荒れた、でも働いていることがよく分かる力強い手だった。

恵美「……よく分かんない、かな。私もそんなに食べないし」

真奥「だよなぁ。子供の嗅覚はなんか違うのかな」

自分も、とせがむアラス・ラムスに手を差し出す貞夫。

……うん、なんか今、夫婦っぽかった。
内心でそんな満足感を覚えていると、電車が目的地に着いた。


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