111: ◆m7QL2KBO9Y[saga]
2013/07/22(月) 21:43:39.88 ID:xnES6JJd0
「つまるところ、今回はどうすればいいんだ?」
いくらあの鬼が北白蛇神社から動けないといっても、それはあくまで短時間での話だ。
いつまでもあのままにしておくわけにはいかないだろう。
「今回は、僕も正直悩んだんだよ」
「悩んだって、そんなに厄介な怪異なのかよ」
僕の問いに、忍野は首を振った。
「良識のある大人として、そいて阿良々木くんの友達としては、ゴールデンウイークの時みたくきみに手出しはさせないつもりだったんだ」
「忍野………」
「けど、バランサーとしての立場で考えた結果、今回は阿良々木くんにも手伝ってもらうことにしたよ」
きみにも非が無いわけじゃないしね、と忍野は続けた。
「それはいいよ。初めからそのつもりだ。だから問題は、僕はどうすればいいかってことで………」
「阿良々木くん、悪いんだけどさ」
僕の話を止めて。
忍野は言った。
「僕、嘘をついてたんだよね」
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