112: ◆m7QL2KBO9Y[saga]
2013/07/22(月) 21:45:46.76 ID:xnES6JJd0
「つまり、あの鬼は俺の内にあったもので、それが暴走して出てきやがったと」
暦を学習塾跡に運んできた後、人識とメメは暦を休ませた部屋の隣にいた。
「んで、てめぇが俺をあそこに行かせた理由は、あの鬼がいつ暴走してもおかしくない状態だったから、わざと狙って、意図的に、対処しやすい状況であの鬼を出すためだったってわけか」
「まあ、あの場所にそういう力があるかどうかを確かめる為でもあったんだけどね。それにしても、理解が早くて助かるよ。思ったよりも落ち着いていてなによりだ。誰かさんにも見習わせたいもんだね」
ニヤニヤ笑うメメとは対照的に、人識の顔に笑みはなかった。
「理解なんてしてねえよ。つーか、できるわねぇだろ。落ち着いていて見えるのだって、ただ、そう見えるってだけだ」
「まあ、そうだろうね」
156Res/79.89 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。