61: ◆m7QL2KBO9Y[saga]
2013/07/16(火) 21:26:51.55 ID:wCCdqHPx0
「殺人鬼くん!?」
「あっ、それ俺の事な」
零崎さんは、当然のことのように言った。
62: ◆m7QL2KBO9Y[saga]
2013/07/16(火) 21:27:50.22 ID:wCCdqHPx0
「それじゃあ、殺人鬼くん。悪いんだけど、僕はこれから二人で話したいことがあるから、教室の外でちょっと待っててくれるかい」
「はあ………。わかったよ。じゃあ、さっさとこのロープを解いてくれ」
「いや、それは出来ないね」
63: ◆m7QL2KBO9Y[saga]
2013/07/16(火) 21:28:31.64 ID:wCCdqHPx0
結局、見るに見かねた僕が、零崎さんが外に出るのを手伝った。
ちなみに、忍野が逃げるかもしれないと言うので、申し訳ないと思ったが、ロープは解かなかった。
「それで、話っていうのは、やっぱり怪異のことなのか?」
64: ◆m7QL2KBO9Y[saga]
2013/07/16(火) 21:29:14.39 ID:wCCdqHPx0
「よくないもの?」
「ほら、最近、怪異の王である忍ちゃんがこの町に来ただろ。それによって、そこに霊的な乱れみたいなものが生じてるかもしれないんだよね」
怪異の王。
65: ◆m7QL2KBO9Y[saga]
2013/07/16(火) 21:29:58.88 ID:wCCdqHPx0
「まあそこは、僕にも思うところがあるんだよ」
「まあ、お前がそう言うんだったらいいんだけどさ」
忍野のことだし、きっとなにか考えでもあるのだろう。
66: ◆m7QL2KBO9Y[saga]
2013/07/16(火) 21:30:40.95 ID:wCCdqHPx0
「殺人鬼くん、話は終わったから、もう戻ってきてくれないかい」
メメは、隣の教室に向かって声を出した。
「だ、か、ら!縛られたままじゃ動けねえって何回言わせんだよ!」
67: ◆m7QL2KBO9Y[saga]
2013/07/16(火) 21:31:24.63 ID:wCCdqHPx0
「なあ、あいつはなんでお前の頼みを請けたんだ?」
二人で元いた教室に戻った後、人識はメメに問いかけた。
「俺があんたの頼みを聞くのは、まあしょうがないとして。あいつには、何かお前の言う事を聞く理由があんのか?」
68: ◆m7QL2KBO9Y[saga]
2013/07/16(火) 21:32:11.99 ID:wCCdqHPx0
「五百万!?」
「そうだよ。五百万」
人識の驚嘆の声に対して、メメは相変わらずかったるそうに答えた。
69: ◆m7QL2KBO9Y[saga]
2013/07/16(火) 21:32:58.80 ID:wCCdqHPx0
「つーか、なんで昨夜のこと、あいつに言わなかったんだ」
「昨夜のこと?」
「いや、そこでとぼけるのは流石に無理があるだろ」
70: ◆m7QL2KBO9Y[saga]
2013/07/16(火) 21:35:33.78 ID:2LHB1wSf0
いつもよりもさらに短いですが、今日はここまでです。
ここから、矛盾してるところが出てくるかもしれませんが、そこは勘弁してください。
それと、私はレスのつき具合でやる気が極端に上がるタイプなので、出来ればレスをつけてくれると有難いです。
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