過去ログ - 薫「魔法少女?」まどか「超能力者?」
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16:EP@「夢見る魔法少女じゃいられない」15 ◆X/Lv.1Xswo[saga]
2013/07/14(日) 00:07:01.07 ID:cNbElzG40


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翌日、皆本は急な電話でバベル本部へと向かうことになった。

皆本の普段の仕事は公私にわたる特務エスパーのサポート……

薫、葵、紫穂という三人の中学生の世話や健康管理など、つまりは主夫業である。

実はバベル本部にいることはそれほど多くない。

皆本がバベル本部の入り口ロビーに着くと、その約束の相手はいかにも
待ち構えていたかのように立っていて、まっすぐに皆本の目を見つめてきた。

見滝原中学校指定の制服を着たままの彼女は、おそらく家にも帰らずに
学校帰りに直接ここまで来たのだろう。

「やあ、待たせてすまなかった」

急いできたせいで少し汗をかきながら、皆本は苦笑いを浮かべる。

そんな皆本に対してキリッとさせた顔を緩めもせず、金髪の少女は言った。

「もう一時間待ちました」

その少女の態度に、皆本は苦笑いをさらに苦くする。

「うそ、思ったより早いじゃん」

皆本をつけてきた薫がつぶやく。

「何かあったのかしらね」

「やっぱゼニの問題とちゃうか?」

紫穂と葵も思い思いにつぶやく。

しかし、どことなく張り詰めた金髪の少女の面持ちに、
なんとなく割り込むのはためらわれた。

「……私を、特務エスパーにしてください!」

金髪の少女――巴マミははっきりと皆本にそう言った。



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