過去ログ - 薫「魔法少女?」まどか「超能力者?」
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EPI「トラスト ミー」8
◆X/Lv.1Xswo
[saga]
2013/10/14(月) 23:28:36.51 ID:RP3bLdmr0
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巴マミはバベル本部の一室を与えられ、そこで寝ていた。
いや、与えられるという言葉は大人しすぎるだろう。
もはやマミは自分の意思でその部屋から出ることすらできないのだ。
監禁と言っても間違いではないだろう。
そんな中でもすやすや眠るマミの枕元に、小さな影が落ちた。
「おきろ、ズラかるよ」
その言葉に意識が目覚めたマミは、重いまぶたをこすりながら相手を眺めた。
小柄な体、赤く長い髪を乱雑にまとめたポニーテール。
その容姿に、マミは見覚えがあった。
「え、きょ、杏子!? なんでこんなところに?」
マミは呆気にとられて動きを止める。
「感謝しろよ、マミがここに捕まってるって聞いたから助けに来てやったんだ」
杏子と呼ばれた少女はニヤリと微笑みながらそう答えた。
「嘘でしょ!? そんなことのためにバベル本部に侵入したって言うの?」
「ああ、そういうのは後。とにかく逃げるよ」
杏子は強引にマミの腕を引っ張った。
「ちょっと待って、私はここから逃げるわけには――」
理由無く監禁されているわけではない。
マミはそれが分かっているから抜け出そうなんて今まで考えてもいなかったし、
今こうして杏子に脱走を持ちかけられても抵抗した。
杏子は、そんなマミの肩を握り、まっすぐに瞳を見つめた。
「マミ、あたしを信じろ」
まるで愛の告白のように真剣に堂々とそう言われて、
マミは思わずうなずいてしまった。
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