過去ログ - 薫「魔法少女?」まどか「超能力者?」
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54:EPB「彼女と私と彼らの事情」7 ◆X/Lv.1Xswo[saga]
2013/07/20(土) 20:39:17.43 ID:wo7oUi/I0
「そっか。なんとなくまどかって狙われやすそうだから心配してたんだけど
それなら心配なさそうだね」

そんな事を言ってさやかは顔をゆるめた。

暗い夕闇時の帰り道なので、さやかはそれなりに警戒していたのだ。

「あ、うんごめんね。人騒がせしちゃって」

まどかがそう答えて、路地を曲がったその時だった。

「え?」

急に、黒い鉤爪が飛んできて、まどかの髪の毛をかすめた。

あまりに突然のことに、まどかは反応できず直立不動で立ちすくむ。

「まどか!?」

やや後ろを行っていたさやかが急いで角を曲がると、その先には黒い燕尾服を
来た少女が居て、手に持った鉤爪を向けてまどかに襲い掛かろうとしていた。

「えええ! ホントに狙われてたーっ!?」

リアクションをとりつつも、さやかはまどかの後襟をつかんで逃げる。

しかし、黒い少女は気がつけばさやかの前に回りこんでいた。

「うそっ!?」

いくらなんでも速すぎる。

人間の動きではない、さやかはそう思った。

「逃がさない!」

黒い少女は立ちはだかるさやかを裏拳で払いのける。

さやかはいとも簡単に4、5メートル吹っ飛んだ。

「さ、さやかちゃん!」

叫ぶまどかに、黒い少女は無情にも斬りかかる。

が、次の瞬間に、何かがぶつかって黒い少女は跳ね飛ばされた。

「……え?」

まどかが呆気にとられていると、その目の前に全身タイツにイボがいっぱい生えた
ような奇妙な服を着た人影が浮かび上がった。

まどかもテレビで見たことがある。

それは、姿を消すことのできる日本国の最新技術・光学迷彩スーツだった。



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