過去ログ - 道明寺歌鈴「道明寺の朝は早い」
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35:1 ◆lWfjP4x3Ao[saga]
2013/07/16(火) 21:27:34.24 ID:4aigMyjso
歌鈴「……私は…与えられたものを受け取るしかしてきませんでしたから…」


この家に生まれ、娘として育てられ、巫女と言う役割を『与えて』もらって。
今でも、巫女としてはまだまだ未熟で、一人で自信もって出来る事は、それこそ境内の掃除ぐらいです。
でも、漠然と、いつか自然に出来る事が増えて、そのまま、漠然と、巫女として生きていくんだろうな、と思ってました。
…Pさんにスカウトされるまでは。


歌鈴「Pさんにスカウトされて、『アイドル』という仕事を与えて頂いて…」


まさか自分がアイドルになるなんて、ほんとに思いもしませんでした。
それでも、アイドルになって、少しずつ自分も変わっていって。
アイドルをしている事は、とても楽しくて。
確かにレッスンは大変だし、面白くない、辛い事もたくさんありますけど。


歌鈴「アイドルをしている事は、とても楽しくて。…それでも、ふと、私は考えてしまうんです。
   『私なんかがアイドルをやっていていいんでしょうか?』って。
   私には、アイドルでいる自信が…ありません。
   アイドルでいるためには、何かが足りない、そんな気がずっとしていました…」


珠美ちゃんをはじめ、うちの事務所にはとても魅力的で素敵なアイドルがたくさんいます。
みなさんとても輝いていて、私に無い何かを持っていて。
その、私に足りない何かがわからない限り、私はいつか、アイドルで居る事が出来なくなるような、
いえ、アイドルで居てはダメなような、そんな気がしていたんです。
その何かを教えてくれたのは―――


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