42:1 ◆lWfjP4x3Ao[saga]
2013/07/16(火) 21:34:07.69 ID:4aigMyjso
歌鈴「さ、手を出して下さいな」
珠美「本当に何から何まで…申し訳ありません」
そう言って珠美ちゃんは少し恥ずかしげに左手を差し出します。
珠美「…珠美の手は…この身体の割になんだかごつくて…少し恥ずかしいです」
歌鈴「そうでしょうか…私には、珠美ちゃんのこの手、素敵に見えますよ?」
私は、珠美ちゃんの左手の傷に、優しく消毒液を塗布します。
珠美ちゃんは、じっと私の話を聞いています。
歌鈴「傷だらけで、力強くて。それは、自らが何かをつかみ取ろうと挑む意思の表れ。
…私の、この、ただ受け取るしかしてこなかった手なんかより、何十倍も素敵です」
歌鈴「私は…誰かに『与えて』もらわないと…何も出来ないんです。
誰かが、例えばPさんや、ファンのみなさんとかから、『私にしてほしい事』を
この手で受け取る事でしか、私でいる事が、出来ない…んです」
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