43:1 ◆lWfjP4x3Ao[saga]
2013/07/16(火) 21:34:45.41 ID:4aigMyjso
これまではずっと、相手に嫌われたくなくて、嫌な思いをさせたくなくて、
自分の後ろ向きな気持ちとか、正直にお話しできまぜんでした。
ですが、珠美ちゃんの事を知って、もっともっと近づきたくて。
そのために、私の事をもっと知ってもらいたくて。
そんな思いに駆られて、私は、気がつけば自分の事を話していました。
歌鈴「…ごめんなさい、私、さっきから変なことばっかり言ってしまって。
結局、自分の事なのに、自分自身で覚悟も決めれなくて…だから、まだ自信も持てなくて。
だからこそ、自分の事を自分で決める珠美ちゃんが、
その目標を傷だらけで手に入れようとする珠美ちゃんのこの手が、
珠美ちゃんの挑み続ける覚悟が、自信に満ちた珠美ちゃんの瞳が、
私には、手に入れる事ができない、とても素敵な宝物に見えるんです」
思わず熱がこもってしまったのでしょうか。
私は珠美ちゃんの左手を包み込むように握っていました。
ふと我に返り、たいそれた事をしていた自分にあわててしまい、
歌鈴「…あ、ごごごめんなひゃい!」
包んでいた珠美ちゃんの左手をほどきました。
珠美ちゃんは、一瞬残念そうな顔をしましたが、
急に顔を赤らめて
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