過去ログ - 澪「憂ちゃん、唯の真似をしてほしいんだ」
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9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/19(金) 11:05:41.40 ID:7lm8w+abo

やる時はちゃんとやる。それは私達が幾度となく言われてきたこと。
普段は不真面目に見られがちな唯と律は言うまでもなく。
何でも出来そうなムギだってたまに失敗はする。けど、それを糧にして最後はちゃんとする。
自分で言うのもなんだけど、私だってライブや文化祭で舞台に立つのは緊張して苦手でどうしようもない。泣き言も沢山言ってきた。けど、それなりに成功といえる結果を出してきた…と思う。
自負も思い上がりもしてないけど、言われ続けてきたことだから少しの自覚くらいはある。

澪「……そこまで言われてるのに否定しちゃったら、みんなの頑張りも否定されちゃうな」

憂「……ズルい言い方でしたか?」

澪「ううん、そんなことない。ありがとう、心に染みたよ」

唯が甘えたくなるのもわかる、憂ちゃんの包容力。母性、と言ってもいいのかな。すごいと思う。
唯もそういう面はあるから血筋なのかもしれないけど。
何はともあれ、さっきまでひどいことをしていた私だけど、優しさで包んでくれた憂ちゃんに対しては謝るよりも感謝すべきなんだろう。

澪「……本当にありがとう、憂ちゃん」

憂「いえ、そんな、お礼を言われるほどの事では」

澪「ううん、そんなことない。受験勉強もあるだろうに、こんなすぐに気づけそうなことで時間をとらせちゃったんだ。何かで返さないと私の気が済まないよ」

そう、憂ちゃんはきっと最初から気づいていたんだ。あの時の何か言いたそうな目をしていた時から。
なのに私が納得しそうなところまで付き合ってくれた。それほど世話をかけて感謝を示せないわけがない。

憂「うーん……あ、じゃあひとつだけいいですか?」

澪「ひとつと言わず、いくらでもどうぞ」

憂「じゃあ……もうちょっと続けさせてくださいっ」

澪「へ? ……わっ!?」

言ってる言葉の意味を理解するより先に、さっきと同じように憂ちゃんが腕に抱きついてきた。
髪型とかもさっきと同じまま、ということは唯の真似を続けたい、ということ…?

憂「えへへー、みーおさんっ」ギュッ

澪「え、ええっ!?」

違った!
となると……ああ、もしかして。私が言った「何か適当に甘えてくれ」を続ける、ということ?



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